◇はじめに
2007年度の国内危険物取り扱い施設における爆発事故は、過去最高の613件と年々増加しています。事業者は爆発の危険のある濃度に達する恐れのある「危険場所」に応じた防爆構造電気機械器具の使用を義務づけられています。
一方で、ユーザー現場はネットワーク化(有線・無線)や、バーコード、RFIDなどの自動認識技術の導入などIT化が進んでおり、防爆エリアと呼ばれる危険場所でもPCやハンディターミナルを使用することが多くなってきています。
◇自動認識システム導入の状況
現在、多くの場面でバーコードやRFIDなどの自動認識機器が使用されています。
自動認識の方法もバーコード、RFIDなどいろいろな規格、製品が販売され、製品管理、工程管理から入退室管理など多種多様の使い方があります。
こういった製品の使用目的には、多品種、多量の物品の管理、リアルタイムな情報伝達、人的ミスの防止などがあり、製造業では欠かせない製品となっています。
◇防爆無線ハンディターミナルWHT500-Ex 製品開発の理由
これまでの販売で、複数のエンドユーザから、
「国内メーカ品は無いのか?」
「もっと軽い製品は無いのか?」
「バーコードを読んでデータ送信できる単機能のものは無いのか?」
「国内修理対応できないのか?」
という声が多数あったため、ユーザニーズに合う製品開発を行いました。
◇国内メーカによる製品開発の大きなハードル
無線LAN対応の本質安全防爆構造製品(注1)は海外メーカ品しかなく、国内のメーカは1社もありません。(日立ハイテクマテリアルズ調べ)。
そもそも本質安全防爆構造製品を開発するということは、ハンディターミナルの1モデルを新規開発することになり多大な開発投資と長い開発期間が必要となります。
また、使用部品に変更が入った場合、再度防爆検定を取得し直す必要もあることから本質安全防爆構造製品を開発することは非常に負担が大きい。
そこでWHT500-Exは、本質安全防爆構造製品より開発費を抑えることが出来、短期間で開発・防爆検定取得できる耐圧防爆構造(注2)で開発しました。
ただ、一般的な耐圧防爆構造は非防爆製品を金属ケースに収納し、防爆対応するため、ハンディターミナルの基本仕様である軽量で無線LANに対応出来る樹脂材料で防爆ケースを開発しました。
◇防爆無線ハンディターミナル WHT500-Exの仕様
◇防爆無線ハンディターミナルWHT500-Exの主な使用場所とアプリケーション例
注1:本質安全防爆構造
正常時及び事故時に発生する火花や高温部により爆発性ガスに点火しないことが、公的機関に おいて試験や確認された構造。
注2:耐圧防爆構造
全閉構造の容器内部で可燃ガスの爆発が起こった場合に、 容器がその圧力に耐えて、 外部の爆発性ガスに引火するおそれのない構造。
- 会社名
- 株式会社日立ハイテクマテリアルズ
- 所在地
- 東京都港区西新橋一丁目24番14号
- 担当部署
- 営業第四本部 情報デバイス部
- 担当者
- 筒井 博信
- 電話
- 03-3504-7921
- FAX
- 03-3504-5097
- tsutsui-hironobu@hmt.hitachi-hitec.com
- URL
- http://www.hitachi-hitec-materials.com/









